やどめ保育園

　やどめ保育園は一般社団法人千秋矢留会を母体にする認可保育園です。その千秋矢留会は、2005年3月に、私の父である先代の土井常吉が、千秋矢留にあったビルを、暴力団の進出を阻止するために、購入したことに端を発しています。

　その地で、当初創業された無認可の「すくすく保育園」は、食育を標榜し、地域で一定の支持を得てきました。しかし、その後、人心を一新。組織も株式会社から公益性のある一般社団法人に変更し現在に至っています。

　保育園も20年近くもなりますと、施設的には充実し、北の丸には秋田市より数百坪を借り、北の丸子供の家を作り、菜園や運動場として利用するようになっています。

　しかし、保育については、職員一人一人が、毎日、模索している状態が続いています。ただ、私たちの保育園は歴史が浅いこともあり、旧弊に囚われることなく、子供たちに様々な経験を重ねることにより、人間形成をできたらと願っています。

　この春からは、保戸野中町に、中町子供の家「娯茶平」を建設し、お母さんやお父さんと子供たちの触れ合いの場を提供すると共に、子供支援教室を開き、図書館や食堂も併設し、保育に関して様々な情報を発信していきたいと考えています。

　現状に満足することなく、常に創意工夫をすることによって、自考自発のできる子供を育てることができたら、これ以上の喜びはないと思っています。
 

2023年1月

一般社団法人 千秋矢留会

代表理事　土井 常吉